暇人大地の備忘録

更新頻度は暇を意味する

「イニシエーションラブ」

1回親が借りてきたけどスルーしてた作品なんですが、機会があったので見ました。

原作を読んでないうえの感想。

まず広告ありきの映画だと思いました。
「あなたもう1回見てしまう」
こんなこと言われたら誰だって警戒しますよねw

ピークをオチの別人だけに持ってくるのはさみしいかなと感じました。

警戒して見てしまうと途中で別人と気づく人は少なくないんじゃないかな。
それで別人でしたで終わり。

そうなると終わり方が必然的に分かってしまうので 、オタッキーが女子と付き合って、カッコ良くなって上京したら遠距離恋愛になり浮気する話になってしまう。

オチ以外が普通すぎると思いました。普通の恋愛話なのでオチが分かるとふーんって感じ。

ミステリーもので犯人は別人でしたらならトリックがあり推理が入るので、面白い要素が分散する分、見てて楽しめると思います。

加えて最後たっくんが静岡に帰る理由もかなり無理があるなと感じました。

ただ何を考えてるか分からないヒロインを演じる前田敦子が素晴らしい映画ではあると思います。

怖さのある普通じゃないヒロインをよく演じてるなと思いました。

時代設定が80年代なのもあり、見る人にとって見方が変わるのも面白いです。
エンドロールも飽きさせない作りで、物語は差し置いて映画としてはよくできた作品だったんじゃないでしょうか。